JIS X 0213で、従来の第1、第2水準に加え、第3、第4水準の文字コードが、新しく定義されました。これまで外字として処理していた文字の多くが、この第3、第4水準の文字コードに含まれています。 これらの文字を利用しやすくするために、青空文庫では、音訓索引と部首・画数索引を統合した「新JIS漢字総合索引」を用意しました。 この索引を使うことで、第3、第4水準の文字が楽に検索でき、作成中の文書にも、コピー&ペーストで簡単に取り込めます。 文書作成時に、ぜひご活用下さい。 2004年2月20日、JIS X 0213が改訂され、新たに10文字が追加されました。2004年5月版以降の「新JIS漢字総合索引」では、対応したソフトおよびフォントを利用することにより、この10文字を利用することができます。 |
「新JIS漢字総合索引」を使うための準備は、お使いのOSによって、若干異なります。また、「新JIS漢字総合索引」で使える文字にも、それによって若干の差があります。 Windows XPおよびWindows 2000では、従来はJIS X 0213を利用することができませんでしたが、青空文庫最適ビュワー「azur」の登場により、「新JIS漢字総合索引」の機能をフルに活かすことができるようになりました。 Windows XP、Windows 98SEでは、azurおよびXANO明朝フォントを利用することにより、JIS X 0213に新たに追加された10文字についても、「新JIS漢字総合索引」で参照することができます。(Windows Meは、推奨環境からは除外されていますが、使用する場合の条件は、Windows 98SEに準じます。Windows 2000では、システムの設定の一部を変更することにより、JIS X 0213の文字を表示することができます。) Macintoshでは、2004年5月現在、OS Xで追加の10文字を利用することはできません。 Mac OS 9以前をお使いの場合、azurを利用することができません。OS 9以前をお使いの場合は、T-Timeを利用してください。 以下の表を参照して、必要なものをダウンロードしてください。
※追加10文字を表示する場合、XANO明朝U32(Windows XP)、XANO明朝通常版およびXANO明朝L(Windows 98SE)、Kandata(Windows 98SE、Mac OS 9)は、2004年5月9日版以降のバージョンが必要です。旧バージョンをインストールしていた場合は、最新版をインストールしなおしてください。 ※azurを、30日間の無償試用期間が過ぎた後も使用する場合は、ライセンス料が必要となります。 azurを利用する場合の準備 T-Time(またはT-Timeビュワー)を利用する場合の準備 |
2004年5月30日、T-Timeで追加10文字が利用できない問題に対処するため、該当文字の表示フォントを、明示的にKandataに指定した。
2004年5月15日、2004年2月20日の改訂により追加された10文字を追加した。
2003年4月13日、T-Timeのベースフォントである「秀英太明朝体」フォントで表示したときの、以下の不具合を、該当文字の表示フォントを明示的にKandataに指定することにより回避した。
・旧版の「秀英太明朝体」フォントで、面区点番号1-49-67が、誤った字体で表示される。
・面区点番号1-71-37が、面区点番号1-91-26の字体で表示される。
2001年9月6日、面区点番号つきのタイプに「包摂」に関する情報を追加するとともに、面区点番号なしのタイプを廃止し、面区点番号つきのタイプに一本化した。
2001年5月9日、面区点番号つきのタイプ公開にあわせ、面区点番号なしのタイプでも、以下の不具合を修正した。
・「イシミツ」の項で、4つの漢字が独立して扱われていたが、4文字の熟語に訂正した。
・「ハサミムシ」の項で、熟語の重複を取り除いた。
また、余分な文字が混入していたのを取り除いた。