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青空文庫 〜明日の本棚〜
Blue Sky Collection -- future library -- |
No. |
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著者名 |
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黒島伝治 |
書籍名 |
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武装せる市街 |
底本 |
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「筑摩現代文学大系 38 小林多喜二 黒島傳二 徳永直集」筑摩書房
1978(昭和53)年12月20日初版第1刷発行
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底本の親本 |
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入力者名 |
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大野裕 |
校正者名 |
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原田頌子 |
作品について:1930(昭和5)年11月に刊行され、即日発禁になった黒島伝治唯一の長編小説。山東出兵(1927年から29年に居留民の保護と称し国民政府軍の北伐に対抗して日本が行った武力介入)を題材にとり、日本の帝国主義的侵略の本質と軍隊の非人間性を生々しく描いている。(大野 裕)
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著者について:1898(明治31)年12月12日、香川県小豆島の貧しい農家に生まれる。1917(大正6)年、文学を志し上京、1919(大正8)年に早稲田大学予科に入学するが、徴兵を受け、シベリアに派兵。胸を患い、帰国。『文芸戦線』同人となり農民小説、反戦小説を執筆。代表作は、シベリア出兵を題材にした『渦巻ける烏の群』、済南事件に取材した『武装せる市街』など。1943(昭和18)年10月17日、郷里小豆島で病死。(大野 裕)
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