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青空文庫
〜明日の本棚〜

Blue Sky Collection
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No.  
著者名 夏目漱石 
書籍名 薤露行(かいろこう) 
底本 「倫敦塔・幻影の盾 他五篇」岩波文庫、岩波書店
1930(昭和5)年12月20日第1刷発行
1990(平成2)年4月16日第23刷改版発行
1997(平成9)年1月16日第29刷発行
底本の親本  
入力者名 鈴木厚司 
校正者名 藤本篤子 
作品について: 『薤露行(かいろこう)』は、『中央公論』明治38年(1905)11月号に掲載された、夏目漱石(なつめ・そうせき、1867〜1916)の小説家としての初期の作品で、アーサー王伝説を題材としている。
『薤露行』の題名は、漱石自身の解説によれば、「題は古楽府(こがふ)中にある名の由に候。ご承知の通り『人生は薤上の露の如く晞(かわ)きやすし』と申す語より来り候。無論音にてカイロとよむつもりに候」とのことである。
著者について:1867-1916。本名は夏目金之助。慶応3年1月5日(新暦2月9日)江戸牛込馬場下横町に生まれる。帝国大学文科(東京大学文学部)を卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などの教師生活を経て、1900年イギリスに留学する。帰国後、第一高等学校で教鞭をとりながら、1905年処女作『吾輩は猫である』を発表。1906年『坊っちゃん』『草枕』を発表。1907年教職を辞し、朝日新聞社に入社。そして『虞美人草』『三四郎』などを発表するが、胃病に苦しむようになる。1916年12月9日、『明暗』の連載途中に胃潰瘍で永眠。享年50歳であった。  

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